MacTheRipperは以前、アプリの紹介をしましたが今回は詳しい使い方について掲載してみようと思います。
MacTheRipperをダウンロードする
まずは、MacTheRipperのダウンロードですが通常のアプリのようにダウンロードできるわけではなく、Torrentファイルを使用してダウンロードすることになりますのでTransmissionなどのBit Torrent network対応アプリが必要です。
ダウンロードは以下
MacTheRipper 3.0r14m.dmg (download torrent) – TPB
MacTheRipperでリッピングする
MacTheRipperでDVDを全てリッピング場合は、特に設定などする必要なくアプリを起動し、リッピングしたいDVDをドライブへ挿入しMacTheRipperを起動すると自動的に認識してくれます。その際DVDをドライブへ挿入するとMac標準のDVDPlayerが起動してしまいますので「無視」するか、「システム環境設定」にある「CDとDVD」を選択し「ビデオDVDをセットしたときの動作:」を無視へ予め変更しておいたほうがいいでしょう。
(システム環境設定→CDとDVD)
そして、以下画像1.のようにファイルの保存先をメニューバーにある「File」から選択します。
次に、2.「GO!」をクリックすれば、DVDのリッピングが開始されます。
DVDの読み込みにはCPUはほとんど関係なくドライブの性能に左右されるため、できるだけ読み込みが早い外付けでフルサイズのDVDドライブがオススメです。リッピングが完了すると何故か「ボンバーマン」が完了を知らせてくれます!?
MacTheRipperを細かく設定する
MacTheRipperはDVDを全てリッピングするだけでなく、メインムービーだけを取り出したり、特定のチャプターを取り出すことも可能で、それ以外にも「リージョンコード」をフリー化させることや、映画の冒頭の著作権に関する表示や広告などを早送りさせない機能などを取り除くことも可能です。
上記画像の3.「UOPs」をクリックすると以下の設定画面が表示されます。この「UOPs」はというと映画の冒頭の著作権に関する表示や広告などを早送りさせない機能などです。全てのUOPsを機能させたくない場合は、画面一番下の「Disable DVD UOPs」をチェックします。
それ以外の項目をチェックするとDVDが使えなく恐れがあるのでチェックしないほうがいいでしょう。
次に上の画像にある、4.「ALL」をクリックすると以下画面が表示されます。ここではリージョンコードを設定することができ通常であれば、「ALL」のままで問題なくこのことを「リージョンコードフリー」と言います。
リージョンコードはDVDの販売、利用される地域(リージョン)の情報を記載した情報で、各国毎に数字が決められています。日本のリージョンコードは「2」でこのDVDをアメリカで販売されているDVDプレイヤーで再生することが基本出来ません。アメリカのリージョンコードは「1」です。ですので、「リージョンコード」をフリー化させてしまえば、どの国で販売されているDVDプレイヤーでも再生可能になります。
次に以下画像にある5.「Mode」をクリックしその下にある「Full Disc Extracion」をクリックするとメニューが表示されます。ここで、映画全てをリッピングするか、メインムービーのみリッピングするかなどを設定します。通常は以下の2種類のどちらかを任意で設定すれば問題ないです。
・全てのデータ:「Full Disk Extraction」
・メインムービーのみ:「Main Feature Extraction」
MacTheRipperはMac OS 10.6.8では問題なく動作しますが、Mac OS 10.7、10.8では動作しないようです。(Mac OS 10.7でも動作する方はネット上にはいるようです。MacTheRipperのバージョンによるかもしれません。)
今となっては時代遅れな感じもしますがフリーのリッピングアプリとしては最高のできではないでしょうか?
MacでDVDをコピーする流れは以下からどうぞ!
MacでDVDコピー
※法律の改正によりリッピングを行うこと自体が違法となっていますので、コピーガードのかかったDVDでリッピングはしないで下さい。