DVDをリッピングしコピーする際覚えておきたい若干わかりづらいDVDメディアの種類やおすすめのDVDメディアについて考えてみたいと思います。
データ用DVDと録画用DVD
まずは書き込みを行う際、市販されているDVDには、大きく分け二種類のタイプが存在しますが実際には内容は同じものです。
通常は価格の安いデータ用DVDで問題はほとんどありません。
データ用DVD | 片面 1層 4.7GB | 主な用途がパソコンのデータをバックアップするために利用されるもので価格が安め |
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録画用DVD | 片面 1層 4.7GB | テレビなどの録画が主な用途であるためして記録画保証金が含まれているため価格が高め |
DVDメディアの種類
書き込み用のDVDは大きく分けて「DVD-R」、「DVD-RW」、「DVD-R DL」などの「DVD-R系」タイプと、「DVD+R」、「DVD+RW」、「DVD+R DL」などの「DVD+R系」タイプと、「DVD-RAM」の3タイプになります。
この「DVD-R系」と「DVD+R系」の違いは、規格を決めた団体の違いのようなもので、「DVD-RAM」についてはどちらかと言うと「MO」などと近いタイプで再生できるドライブが少なめです。
「DVD-R系」
DVD-R | 片面 1層 4.7GB | 一番普及しているタイプで1回だけ記録可能なタイプ |
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DVD-RW | 片面 1層 4.7GB | 書き換えが可能なタイプですがDVD-Rに比べると価格が高め |
DVD-R DL | 片面 2層 8.54GB | DVD-Rを2層にしたタイプでリッピングしたデータを圧縮する必要がなくコピーもとのDVDと同様の画質を保持できるが価格が高め |
「DVD+R系」
DVD+R | 片面 1層 4.7GB | DVD-Rと同様ですがDVD-Rと比べ価格が高め、ROM化すれば互換性は割と高め |
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DVD+RW | 片面 1層 4.7GB | DVD-RWと同様書き換えが可能なタイプですがDVD-RWと比べ価格が高め、ROM化すれば互換性は割と高め |
DVD+R DL | 片面 2層 8.54GB | DVD+Rを2層にしたタイプでリッピングしたデータを圧縮する必要がなくコピーもとのDVDと同様の画質を保持できるが価格が高め、ROM化すれば互換性は割と高め |
※ROM化とは「DVD+R」、「DVD+RW」、「DVD+R DL」のBookTypeを変更してDVD-ROMに見せかけドライブとの互換性をアップさせる方法
「DVD-RAM」
DVD-RAM | 片面 1層 4.7GB/片面 1層 9.4GB | 価格も高めで再生できるドライブが少ない |
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おすすめDVDメディア
DVDをリッピングして、コピーする場合に一番おすすめなのが互換性が高く価格が最も安い「DVD-R」でコピー元のDVD-ROMの画質を落としたくない場合や圧縮できない場合には「DVD-R DL」がおすすめです。
また、現在では映画などのDVDも2000円から3000円程度販売されている場合が多いため、リッピングしたデータをコピーする際、書き込み用のメディアの値段が高いとわざわざリッピングしている意味もないため、出来る限り価格の安いメディアを選ぶ方がいいでしょう。
一番のおすすめはメディアの価格が安く互換性の高い「DVD-R」などにコピーして、PS3のようなアップコンバート機能のあるドライブで再生すれば、圧縮してコピーした「DVD-R」でもよほど大画面で視聴しなければある程度の画質を楽しめます。
MacでDVDをコピーする流れは以下からどうぞ!
MacでDVDコピー
※レンタルショップで借りたDVDや、著作権がある物には使用しないで下さい。ご自分で所有しているDVDのバックアップとして使ってください。